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トイレの便器に付着する尿石は尿に含まれるカルシウム塩類が空気中の炭酸ガスと化学反応を起こして炭酸カルシウムとなったものが原因です。ただ、尿中に含まれているカルシウム塩類には2種類あり、もう1種類は炭酸水素カルシウムです。この炭酸水素カルシウムは酸性で水を流せばほとんどが溶けます。一方炭酸カルシウムの方はアルカリ性で水を流してもほとんど溶けない性質にあります。つまり普段トイレで水を流してもこの溶けていない炭酸カルシウムが便器内に残り尿石となるのです。この尿石を落とすにはアルカリ性の炭酸カルシウムを酸性洗浄剤を使用し中和させる必要があります。軽い尿石だったら市販のサンポール(金鳥)や酸性トイレクリーナー(ジョンソンディバーシー)を尿石に10〜30分くらいつけおきした後に普段キッチンで使用するようなスポンジの固い面の方で擦ればとれます。かなり尿石付着後、時間が経過していて強固になってしまった場合はつけおき時間を2〜3時間くらいに延長して耐水ペーパーなどで擦ると取れます。それでも取れない場合は鉄製のヘラなどで削り落とす方法もあります。ただこの場合、便器をキズつける恐れがありますのであまりにも尿石が強固な場合はハウスクリーニングの専門業者の方にお願いした方がいいかと思います。 |
トイレは普段衛生的にとても気になる所です。
そんなトイレの便器にこびりつく尿石について解説致します。